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ウルグアイ、マリフアナ合法化めざす法案が下院通過

ウルグアイ、マリフアナ合法化めざす法案が下院通過

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ウルグアイではマリフアナの合法的な販売が来年から始まる可能性がある──マリフアナ合法化法案は大統領支持のもとで下院をすでに通過しており、成立には上院での承認を待つのみとなっている。全国薬物委員会(National Drug Board)のホセ・カルサダ(Jose Calzada)事務局長が20日の全国紙にコメントを寄せた。

全米初、ワシントン州で嗜好用大麻が合法に

カルサダ事務局長は、20日のパイス(El Pais)紙で、「違法な取引にはリスクが付きまとい、(マリフアナの)質も粗悪だ」と指摘し、国が「安全に質が良いマリフアナを適正価格で買える場所を提供する」と述べた。

■麻薬組織対策に麻薬合法化

ウルグアイは、中南米で徐々に支持を拡大している考え──一部薬物の合法化と規制をすることで中南米地域を荒廃させている麻薬組織の暴力を弱体化できる──に対するテストケースとなることを目指している。

年推定3000万~4000万ドル(約30~40億円)相当のマリフアナ産業を政府の統制下に置き、密売と密売につきまとう暴力を減らすことを目的とする。

■栽培は個人6本、団体99本まで許可

現在提出されている法案は、個人使用に6本までの大麻栽培を認め、また会員制の団体には99本までの栽培を認める。また、薬局から1人あたり月40グラムまでの購入も認められる。

法案は今年8月、ホセ・ムヒカ(Jose Mujica)大統領率いる左派政権の支持のもとで下院を通過しており、上院での可決で成立となる。

■14年から施行の見通し

上院保健委員会のルイス・ギャロ(Luis Gallo)委員は21日、AFPの取材に、法案は「2週間以内」に上院保健委で承認される見込みで、その後本会議での採決に移り、「年内成立、来年1月1日に施行される見通し」と語った。

マリフアナ合法化に対しては、同国が「マリフアナの観光地」となったり、より強力な薬物の使用が進んだりする恐れがあるとして反対する声も上がっている。

【翻訳編集 AFPBB News】


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