オバマ「大麻使用者を刑務所に閉じ込めておくべきではない」
2014.01.20
カテゴリ:北米
オバマ「大麻使用者を刑務所に閉じ込めておくべきではない」
オバマ米大統領は19日に発行された米誌ニューヨーカーのインタビュー記事で、米国で解禁の動きが広がっているマリフアナについて、アルコール以上の危険はないとの見方を示した。
オバマ大統領はインタビューの中で、「何度も紹介されている通り、私も子どもだった頃に大麻を吸ったことがある。悪い習慣だという点では若い時から大人になるまで長年吸っていたたばこと大差ない。アルコールよりも危険が大きいとは思わない」と語った。
また、「個々の消費者に与える影響という点では」アルコールより危険は小さいとも指摘。ただ、「勧めようとは思わないし、自分の娘たちには悪い考えであり時間の無駄で、あまり健康的ではないと言っている」と釘を刺した。
同誌との広範囲にわたる一連のインタビューでオバマ大統領は、「中流家庭の子供はマリフアナの喫煙で刑務所に入れられることはないが、貧困家庭の子供は入れられてしまう」とも指摘。「アフリカ系や中南米系の米国人の子供は貧困家庭である場合が多く、過度に厳しい刑罰を避けるための資金も援助も持たない場合が多い」と語った。
さらに、大統領は「若者や使用者を長期間刑務所に閉じ込めておくべきではない」と述べ、使用者に対する公正な扱いを定めた法に重点を置くべきとの考えを示した。
【1月20日 AFPBB News】
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