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医療大麻の解禁を求める国内唯一の政党が姿を消す

医療大麻の解禁を求める国内唯一の政党が姿を消す

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医療大麻の研究推進を公約に掲げ、新党改革から参院選に立候補した女優の高樹沙耶氏は、「出馬決定は今年の4月。選挙準備をしきれなかった」と述べる一方、「勝つとか負けるとか政治家になることよりも、多くの人に医療大麻について知っていただきたかった。医療大麻の活動は市民活動としてやっていきたい。生涯の仕事です。」と敗戦の弁を述べた。

選挙運動期間中、高樹氏は「先進国で大麻の医療利用を認める流れがある一方で、日本は大麻の所持や栽培を違法としており、臨床研究での大麻利用も禁じている。日本と世界でこの乖離が激しい。1日も早い医療大麻の研究と導入をして欲しい」と訴え続けた。

医療大麻の利用によって、様々な難病治療に光をもたらし、がんに伴う苦痛を和らげ、認知症を防ぎ、高騰する医療費を削減できると賛成派は指摘してきた。

これまで国会で医療大麻の研究の必要性を訴え続けてきた現職の荒井広幸代表の落選も決まり、新党改革は議席ゼロに。

11日に開かれた記者会見の中で、荒井氏は新党改革の解散とともに、自己の政界引退を表明。
会見の中で荒井氏は、対立から融和へという従来からの自己の主義を主張するとともに、原発はエネルギーの問題ではなく社会構造の問題であるという意見も述べた。
荒井氏は、衆院を3期務めた後、参院に転じ2期目だった。

日本で最初に医療大麻を政策に掲げた政党は、これをもって姿を消すこととなった。

【2016年7月11日】

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